間違えてはいけない活性炭の使い方

大抵のろ過フィルターには初期の標準ろ材として付属している活性炭ですが、使い方を間違えると逆効果になってしまいます。実は知られていない活性炭の使い方を紹介したいと思います。

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活性炭の効果は微々たるもの

活性炭はどんな効果があるのでしょうか。活性炭は木炭や竹炭を細かくしたものです。水槽のろ材以外にも下駄箱や冷蔵庫の消臭剤として使われています。いろいろなものを吸着する効果があります。

活性炭は多孔質です。多孔質とは、たくさんの穴が空いている物体です。ゼオライトも同じような多孔質で、水槽のアンモニアを吸着する物質です。

大学の時、多孔質の研究を行なっていたので、多孔質の効果は知っています。大学の時は、セラミック系の材料で多孔質体を作り、高温にも耐えられる吸着材を作る研究をしていました。その時、多孔質体は吸着する効果があると学びました。

活性炭は多孔質体であり、様々なものを吸着します。その吸着力を用いて、水槽内のアンモニアや白濁りの原因などを吸着して、透明な水槽を作り上げる効果があります。

水槽の立ち上がりを早くするというよりは、アンモニアを吸着することで、金魚のアンモニア中毒を防ぐ狙いがあります。

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活性炭の使い方を間違うと逆効果!?

活性炭は、アンモニアを吸着して、水中のアンモニア濃度を下げる効果を狙っていると紹介しました。ですが、実は使い方を間違えると逆効果があると知っていますか?

活性炭は吸着力がありますが、一定の容量を越えると効果が全くなくなります。そればかりか、吸着していた物質が解放されてしまうのです。アンモニアを吸着していたのに、使用期限を越えると吸着したアンモニアが解放されます。

ということは、水槽の立ち上げを早急に行わないとアンモニア中毒で金魚が死んでしまいます。

要するに、同じ活性炭を使い続けると痛い目にあうということです。

なので、活性炭を使う場合はメーカーの使用期限を限界値として、定期的な交換をする必要があります。ただし、大きな効果は期待できないため、コスト的に厳しいものになります。

お守り程度に水槽立ち上げ時に使うことをオススメします。その際には、ちゃんとメーカーの使用期限を守って使ってください。

本当ならば使わなくても良いですが、少しでもアンモニアを少なくするをことを期待したいということであれば、使用してください。ですが、ちゃんと用法は守ってくださいね。

水槽の濁りを綺麗にするには、活性炭はすごい効果を発揮します。そのため濁りを綺麗にするためには、活性炭は使用してください。


キョーリン 高性能活性炭 ひかり ブラックホール 関東当日便

ブラックホールは流木をいれて黄ばんだ水槽を綺麗にしたりするのに使用します。効果はいろいろなアクアリストが評価しています。名前のごとく、汚れをブラックホールのごとく吸い込むということでしょう。

水槽が濁って困っていたら、使用してみてください。

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まとめ

活性炭は効果がありますが、微々たるものなのでコストを考えると使い続けることはオススメしません。

水槽を立ち上げる際は、お守り程度に使用してみても構いません。ただし、ちゃんとした水槽の立ち上げ方をすれば、不要です。水槽の黄ばみなどの汚れにはブラックホールが良いです。

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コメント

  1. 匿名 より:

    メーカーと逆のことが書いてあるのですが・・・どっちなんでしょう?
    https://www.kyorin-net.co.jp/topics/to03.html

    • おおたわら より:

      匿名様
      コメントありがとうございます
      記載いただいたメーカーの商品は、書かれているように、他の活性炭とは違うというところでしょうか。。。
      金魚水槽の立ち上げ時に活性炭はあまり効果がないというのは同じ内容だと思います。
      水中のアンモニアにはあまり効果がなく気休め程度ということですね、、、