上部フィルターのろ材の最強な組み合わせはこれだ!

上部フィルターは高いろ過能力を
持っていますが、入れるろ材によって
ろ過能力に大きな差が出ます。

上部フィルターのろ過能力を
最大限に引き出す事ができる
最強のろ材の組み合わせを紹介します。

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上部フィルターのろ過能力について

おおたわら(@otarwara254)です。

今回は僕が実践して、最強!
と判断した上部フィルターの
ろ材の組み合わせを紹介します。

上部フィルターは高いろ過能力を
持っていますと言いましたが、
なぜ、高いろ過能力を持っている
のでしょうか?

その理由は2つあります。

・ろ材を入れるスペースが大きい
・酸素を取り込みながらろ過できる

この2つの理由について、
詳しく説明します。

ろ材を入れるスペースが大きい

ろ過能力に直接影響するのが、
ろ材を入れるスペースの大きさです。

ろ材を入れるスペースが
大きければ大きいほど、
ろ過能力が高くなります。

 

上部フィルターは水槽の上部半分程度を
使用していて、他のろ過フィルターに
比べてろ材を入れるスペースが大きいです。
そのため、ろ過能力が高いです。


酸素を取り込みながらろ過できる

酸素を取り込みながらろ過できると
何が良いかと言うと、
酸素を取り込む事で生物ろ過能力が
向上するということです。

 

生物ろ過はバクテリアという生物が
ろ過を行なっていますが、
このバクテリアは活動するのに
酸素を必要とします。

また、バクテリアはろ材に住み着きます。

より効率的にバクテリアを活動させる為に
は、ろ材の近くの酸素量を増やしてあげる
必要があります。

 

写真のように上部フィルターは
水を組み上げて、
ろ材の上に水を落とします。

この水を落とす時に酸素が水に溶け込み、
ろ過能力が自然と向上していきます。

しかし、上部フィルターには、
価格を安くす為、
必要最低限レベルのろ材しか
付属されていません。

付属品をそのまま使っているだけでは、
高いろ過能力を最大限まで
引き出せていません。

上部フィルターの高いろ過能力を
最大限に引き出すための
ろ材の最強ラインアップを紹介します。

 

生物ろ過に外せないのがリングろ材

 

リングろ材は生物ろ過を行う
バクテリアの本拠地となる
絶対に欠かせないろ材です


リングろ材はその名の通り、
リング状になっているろ材です。

ガラス材や陶器、竹炭を
使ったものがあります。

どんな材料で作られているか?は、
値段の差に直結しますが、
寿命にも直結します。

ろ材の表面積が大きければ大きいほど
バクテリアが住める面積が多くなります。

リングろ材の表面は、目に見えない大きさ
の穴がボコボコ空いています。

たくさん穴がある事でバクテリアが
たくさん住むことができます。

リングろ材は安いものから高いものまで
たくさんの種類が、高ければ良いという
わけでもありません。

僕が推奨しているのは、表面がより
ザラザラしているものであればOK!
としています。

この条件に合うものの中では
これが安くて良いです。

 


高品質ろ過材 グラスリング α(アルファ)Mサイズ 2Kg(1Kg×2袋)(約4L)リング状ろ材

 

店舗を構えているお店には
申し訳ありませんが、
ネット販売だからこそここまで安いです。

店舗を構えているホームセンターや
専門店ではここまで安いリングろ材は
ありません。

 

ろ過にはウールマットが必要不可欠!!

 

ウールマットは、
水中のゴミ(金魚のフンなど)をキャッチ
して水を綺麗にしてくれます


ゴミをキャッチしてろ過することを
物理ろ過と言います。
(物理的にゴミをキャッチして水をろ過するから物理ろ過です。)

リングろ材の役割である生物ろ過能力を
長期間発揮させるためには、
リングろ材の前に物理ろ過を
しっかりとやり終えている必要があります。

生物ろ過を行う前に物理ろ過を
きちんと行なっておくことで、
生物ろ過をするリングろ材にゴミが
届きにくくなります。

そうすると、リングろ材にゴミがつまる事が
少なくなるので、長期間安定したろ過能力を
発揮することができます。

 

ウールマットは何度も何度も洗って使いまわした方が良い

ウールマットは基本的に物理ろ過を
行うろ材です。

どれだけたくさんのゴミをこし取れるか!
というのがウールマットにとって
重要な性能です。

 

  V.S. 

ウールマットの弱点は、目が細かく、
すぐに目詰まりを起こす事です。

目詰まりをすぐに起こすので、
こまめに洗う必要があります。

洗うと生物ろ過を行うバクテリアは
死んでしまいます。

そのため、ウールマットに生物ろ過を
やってもらう事はできません。

こまめに洗う必要のあるウールマット
ですが、洗う時にコツがあります。

ウールマットを洗う時、雑巾を洗うように
ゴシゴシと揉み洗いして汚れを綺麗に
洗い流す事で、ウールマットの繊維が
切れたり、絡み合ったりします。

切れた繊維は先端が鋭利な状態となり、
ゴミに突き刺さり、ゴミをキャッチ
しやすくなります。

絡み合った繊維は、
絡み合った部分でゴミをキャッチ
しやすくなります。

ウールマットは洗うたびに繊維が
キレたり絡まったりするため、
使えば使うだけどんどん性能が向上して
いきます。

ウールマットを繰り返し洗って使うことで、
性能が向上するのに、使い捨てにするのは
もったいないです。

 

ウールマットを洗う時のコツ
ウールマットを洗う時は、どうやっていますか?ウールマットを洗う時にちょっとした工夫をするとより綺麗になり、長期間使うことができるようになります。 ウールマットは使いようによっては...

長く使うためにはこのウールマットが
オススメです。

 


ジェックス パワーマット 徳用6枚入り

 

生物ろ過も物理ろ過もできる粗めマットを有効活用

粗めマットは、ウールマットのような
物理ろ過とリングろ材のような生物ろ過
の両方が期待できます。

その中でも生物ろ過は、リングろ材よりも
早く効果を出す事が期待できます。

粗めマットは、ネット上では不要
言われています。

僕はかなり優秀なろ材だと思っています
ので、粗めマットの良いところを
紹介します。

 

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コストが安い

リングろ材が1Lで¥1,500ぐらいします。

対して粗めマットは3枚で¥500です。

コストの安さは定評があります。

バクテリアの定着が早い

リングろ材に比べて水槽の立ち上がり
(バクテリアの定着)が早い
です。

そのため、水槽の立ち上げ直後に効果を
発揮してくれます。

リングろ材でバクテリアが定着してくれる
と、リングろ材と粗めマットのダブルの効果
が期待できます。

 

バクテリアを減らさずにメンテナンスができる

粗めマットは安価であることから、
複数枚使用する事が簡単にできます。

粗めマットを2つ入れ、交互にメンテナンス
(洗う)ことができるため、バクテリアを
減らさずにメンテナンスすることが
できます。

バクテリアを極力減らさずにメンテナンス
(洗う)できるので、水質の悪化を避け、
メンテナンス直後の金魚の体調悪化を防止
する事ができます。

僕は、ローテーションして使えるところが
粗めマットの最大のメリット
だと考えて
います。

金魚を長生きさせるためには、
メンテナンス時のバクテリアの減少を防ぐ
ことは非常に重要です。

粗めマットはホームセンターで売っている
プライベートブランドでも構いませんが、
僕は昔からあるスドーのハードマットが
オススメです。

 


スドー ハードマット 共通タイプ 3枚入

 

上部フィルターの最強の組み合わせはこれだ!

ウールマット

 

粗めマット

 

リングろ材

 

粗めマット

 

この順番で組み合わせると
最強の上部フィルターが出来上がります。

僕の環境はこの順番&組み合わせです。

メンテナンス、ろ過能力、コスパを考慮
して、総合的に判断した結果、
この組み合わせが最強の組み合わせです。

 

①物理ろ過用ウールマット

②次の粗めマットは生物ろ過のバックアップ用です。
(④の粗めマットを洗った時に代わりに一番下に敷きます。)

③生物ろ過用リングろ材

④生物ろ過用粗めマット

粗めマットを2枚体制にする事で
粗めマットをローテンションしながら
洗えるので、洗浄時のバクテリア減少を
抑えることができます。

この組み合わせを行う場合、
上部フィルターの容量が足りないと感じる
事があります。

そんな時の改良方法を紹介します。

 

ウエット&ドライろ過槽で能力を最大限に引き出す

先ほど紹介したろ材の組み合わせだと、
ほとんどの上部フィルターだと手狭だと
感じると思います。

そんな時に、さらなる改良でよくなります。

その方法は、

GEXのウエット&ドライろ過槽を
使用する事です。


GEX ウェット&ドライろ過槽 60cm水槽用上部フィルター用

ウエット&ドライろ過槽は、
簡単に言うと上部フィルターのろ過槽を
増やす事ができるアイテムです。

しかも上部フィルターの上に乗せるだけと
超お手軽です。

GEXのグランデ600R、
グランデカスタム600、
デュアルクリーン600、
デュアルクリーン600SP
を使用している人は、上部ろ過に
乗っけるだけで使う事ができます。

そのほかの上部フィルターを使用している人
は使用できないため、注意です。


GEX グランデカスタム600 60cm水槽用上部フィルター

グランデカスタム600は、
上部フィルターとウエット&ドライろ過槽が
セットになったものです。

 

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まとめ より生物濾過を効率的に行うことがポイント

上部フィルターの最強のろ材の組み合わせを
紹介しました。

おさらいしておきましょう。

上部フィルターに最適なろ材は

・ウールマット
・粗めマット
・リングろ材

このろ材は、下記の順番でセットする
ことで、
最強のろ材の組み合わせになり
ます。

1)ウールマット
2)粗めマット
3)リングろ材
4)粗めマット

金魚は大食漢なので、
水槽の水をどんどんと汚していきます。

そんな金魚がいる水槽にはろ過能力の高い
かつ、安価な上部フィルターが最も適して
いるフィルターです。

しかし、上部フィルターに付属している
ろ材では高いろ過能力を引き出せて
いません。

上部フィルターの能力を最大限に引き出す
ために、紹介したろ材の組み合わせと
順番でろ材をセットすることで、
最強の上部フィルターを作る事ができます。

ぜひ、やってみてください。

紹介したアイテム一覧


高品質ろ過材 グラスリング α(アルファ)Mサイズ 2Kg(1Kg×2袋)(約4L)リング状ろ材


ジェックス パワーマット 徳用6枚入り


スドー ハードマット 共通タイプ 3枚入


GEX ウェット&ドライろ過槽 60cm水槽用上部フィルター用


GEX グランデカスタム600 60cm水槽用上部フィルター

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コメント

  1. azzaro より:

    初めまして~
    上部フィルター常用者ですので大変興味が有ります。
    そこで、フィルターの順番(濾過の理屈)が逆と思うのですが・・・
    一般的には上から粗め → 細目 → (適宜)リング濾材 ではないでしょうか。

    何か特別な訳が有るとしたらお聞きしたいと感じました(^^ よろしくお願いします~

    • おおたわら より:

      azzaro様
      コメントありがとうございます。
      一般的なろ過システムと言うと、粗目→細目→リングろ材です。粗目で大きなゴミを取り除き、細目で細かいゴミを取り除く物理ろ過をします。そしてリングろ材で生物濾過という流れです。
      僕の紹介したろ材の組み合わせは、一般的なろ過システムと役割が異なります。
      一番上の細目で物理ろ過をします。粗目とリングろ材で生物濾過をします。粗目で生物濾過をすることを目的とするため、一般的なろ過システムと順番が異なります。
      粗目を2つ入れるのは、メンテナンスを考慮してます。リングろ材や1つの粗目を洗った時にバクテリアが極端に減ることを防ぐ役割をしています。
      長文になってすみません。こんな感じでございます。
      また、コメントお待ちしております。

  2. まさまさ より:

    ろ材は水に浸かりっ放しの方が良いのか?
    上から水を流してろ材に水を通せば良いのか
    どちらが良いと思われますでしょうか?
    私は排水の所にスポンジなどを入れろ材が常に水に
    浸かってる状態で使用しております。
    上部濾過二段で使用してますが
    上段下段共に水に浸かりっ放しです

    お返事頂けたら幸いです

    宜しくお願い致します

    • おおたわら より:

      まさまさ様
      コメントありがとうございます。
      ろ材は常に水に浸している状態で良いと考えます。
      1段目から2段目に落ちる、または、給水の時に水がバシャバシャなって、酸素と混ざり合うことが重要です。
      2段にするとより効果的に酸素を取り込め、かつ、ろ材の容量を増やせるからオススメしてます。
      回答になってますでしょうか?
      現在、海外の為、返信が遅れることご容赦下さい。

  3. asano より:

    この場合、化学ろ材・吸着ろ材の役割はどこがするのですか。

    • おおたわら より:

      asano様
      コメントありがとうございます。
      吸着ろ過の役割はありません。
      吸着ろ過は基本、不要なろ過だと考えています。
      生物ろ過が正常に機能すれば、アンモニアを吸着ろ過する必要がありません。
      また、生物ろ過が排出した物質は、水換えで水槽外に出してしまえば良いという考えです。