金魚とニモが泳ぐ水槽がすぐそこに

”金魚とアジが一緒に泳ぐことができる”と、テレビで紹介されていました。一緒に飼うことが魚にとって良いかどうかはおいといて、へぇ〜面白いと思ったので、紹介します。

17.12.01追記

某テレビで紹介していた内容が、正しくないようですので、一部内容を訂正させていただきます。

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魚の体の塩分濃度は0.9%

17.12.01 追記

この章の内容は、某テレビ番組の内容を紹介しています。が、内容に誤りがあるとコメントいただきました。真似しない様にご注意ください。内容は削除ではなく、打ち消し線ので訂正とさせていただきます。

魚の体の塩分濃度は0.9%と、共通なんだそうです。ただし、淡水魚は海水で生きられないし、海水魚は淡水では生きられない。

淡水魚は海水では水分が抜けてしまい、海水魚は淡水では水分が体に侵入しすぎてしまうため、生きることができないということです。

浸透圧ってやつですね。

魚というとぬるぬるしていますが、そのぬるぬるが水分が体から出る、または、入ることを防いでいます。その体液の役割が違うということです。

と、いうことは体に水分が入らない、または、出ない状態にすれば良いということですね。

塩分濃度を0.9%にすれば、海水魚も淡水魚も同じ水槽で飼育することが可能

ということらしいです。ただ、かなりシビアなようで、0.8%よりもちょっとでも高くてもダメ!低くてもダメ!ということらしいです。

あまり現実的な方法ではないですが、原理から行くとできるとのことです。面白いですね。

化学で自然を超えたい! 岡山理科大学

<岡山理科大学HPより引用>

昔、テレビで特集されていたことがあって、思い出して探して見ました。

岡山理科大学で研究されているのは、”魔法の粉”で、淡水でも海水でもない水を作ることができます。

イメージは塩分濃度を同じにするということと同じの様です。塩を使うのではなく、数種類の成分が水に溶けていれば海水魚は生きていけ、淡水魚も生きていける水を作り出すことができる。

この魔法の粉を使って、山で海水魚を養殖することをできるようにし、食糧危機を防ごう!というコンセプトの元研究されているものです。

そのデモンストレーションとして、金魚とニモが共存する水槽がテレビで紹介されていました。非常に面白く、興味を引かれた覚えがあります。とても印象的でした。夢の様な水槽でした。

実際、海水魚と淡水魚を一緒には飼えない

実際問題、海水魚と淡水魚が同じ水槽で飼えるとしても習性などで一緒に飼うことはできないと思います。

金魚は泳ぎが苦手な品種がいます。そんな金魚を海水魚と一緒に飼えるんでしょうか?無理ですよね。

海水魚で泳ぎが苦手だとすると、生きることができないため、泳ぎが苦手な海水魚はなかなかいません。なので、金魚と混泳できる魚がいないということで、一緒には飼えないという結論になります。

もちろん、フナに近い和金などは、海水魚と混泳できるかもしれませんが、ニモ(カクレクマノミ)とらんちゅうを一緒に飼うなんて、夢のまた夢ですね笑

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まとめ 山で海水魚の養殖も夢じゃない

最後は、現実的な話で夢もへったくれもない感じになってしまいましたが、海水魚と淡水魚を同じ水槽で飼うことは、魅力的ですね。

また、岡山理科大学が研究しているような、山で海水魚を養殖できるようにすることは、今後の食料問題の解決策になりうるかもしれません。(水の確保もこれからの問題としては重要ですが。。。)

いろいろな原理がわかってきていて、科学の進歩はすごいと改めて感じました。

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コメント

  1. かずぱぱ より:

    後に下記と同様の内容でFC2の方で記事にもする予定(アメブロでは公開済み)ですが..ホンマでっかTVでの情報は間違いですよ!
    淡水魚の体内塩分濃度は魚種によって差があり..例として「金魚」の体内塩分濃度は..個体差ありの平均..「0.5~0.7%」なので..塩分濃度が「0.8%」を超えた状態で..3日間を超えると..体表粘膜の融解と..各鰭に溶解が始まり..体表粘膜の融解が進行すれば..体内(血中)塩分濃度が高まり..腎肝不全を起こすのと..各鰭の骨にまで溶けが進行すれば..感染症及び..貧血~失血死へと繋がる場合もあるのです。

    「さかなクン」も然り!..間違った情報を..テレビ等で発信してはならないのです!

    • おおたわら より:

      かずぱぱ 様
      コメントありがとうございます!!
      コメントいただけると思っていなかったので、ご指摘の内容なんですが、個人的には嬉しいです。
      (気持ち悪いですね、すみません・・・)

      あれ嘘なんですか!!!
      まぁ、あの番組は、誇張している部分が多いので、信じ込んだ僕がいけないのですが・・・
      それなりの教授なんだけどな〜
      訂正文、追記しておきます。