その1では小型水槽に使えるろ過フィルターは何があるのか?を確認しました。その2では、それらの小型水槽に使えるろ過フィルターのなかでどれが小型水槽に向いているのか、考えたいと思います。
小型水槽は水槽内に余裕がない
小型水槽は水槽が大きくないから、取り扱いがしやすかったり簡単にアクアリウムを始められるという利点があります。
しかし、サイズが小さいということは、水槽内に余分な隙間はないということです。
水槽内にはろ過フィルター、砂利、アクセサリなど入れたいものがたくさんあります。それらだけでなく、金魚が泳ぐスペースも必要です。
そんなスペースに余裕の無い小型水槽にろ過フィルターをたくさん置くことはできません。だからといって省スペースの外掛けフィルターが良いとは言ってはいません。
省スペースということはろ過能力が低いということにも注意する必要があります。
じゃあどのろ過フィルターが良いか考えていきます。
プランA 外掛けフィルターと底面フィルターのコンビ
以前の記事で、外掛けフィルターと底面フィルターのコンビが良いと書きました。
外掛けフィルターを物理ろ過専門
底面フィルターを生物濾過専門
として役割分担してあげれば、ろ過能力の効率が上がります。また、外掛けフィルターは水槽内は占領しません。
底面フィルターは砂利を敷いている水槽であれば、水槽内を占領するエリアが少なく済みます。また、外掛けフィルターを物理ろ過専門で使う事で、底面フィルターの管理も楽になります。
日本人的考えかもしれませんが、リスク回避の感じですね。
プランB 外掛けフィルターを生物濾過向けへ改造
外掛けフィルターはろ材容量が少ないため、ろ過能力が低いです。その欠点を少なくするために生物濾過に特化した改造をして、外掛けフィルターのみで行うという案です。
外掛けフィルターの改造とは、ろ過槽に仕切りを入れ、水流経路を変え、生物濾過ができるようにする改造です。
詳しい改造方法はこちらの記事を見てください。
じゃあ、物理ろ過はどうするの?というところですが、吸水口にスポンジフィルターをつけ、ろ過槽内にちっちゃなウールマットをいれることで行います。
ウールマットはすごくちっちゃいものしか入らないので、頻繁に交換しないといけないのが、ちょっと面倒ですが・・・
実際、僕は改造した外掛けフィルターだけで50cmの熱帯魚水槽を管理してました。
プランC 思い切って外部フィルターにしちゃう
適用できるサイズが限られちゃいますが、思い切って外部フィルターにしちゃうという案もあります。
面倒な事を避けたい人は、これが一番楽です。コストがかかりますが、楽です。
最終的にどれがオススメなの!!! 底面+外掛け
やっぱり僕は、外掛けフィルターと底面フィルターの組み合わせが一番のオススメです。
外掛けフィルターを物理ろ過専門
底面フィルターを生物濾過専門
これが一番安定します。底面フィルターだけでもなんとかなりますが、金魚は大食漢なので物理ろ過を専門でやるろ過フィルターがあると無いとで、底面フィルターのメンテ期間に違いが出てきます。
生物濾過は極力いじりたく無いというのが、僕の思想です。そのため、生物濾過を専門に行う底面フィルターだけでなく、物理ろ過を専門に行うフィルターをつけることをオススメしています。
スポンサーリンク
まとめ 小型水槽は苦労するけど面白い
小型水槽は簡単に扱えそうですが、意外と大変です。ただ、こんなことはどうだろう?とかあんなことはどうだろう?と調べながらカスタマイズして、レベルアップしていくことができます。
難しいからこそ、やっていて楽しいです。
全てのことは段取りが重要です。
小型水槽は始める前にしっかりと下調べと計画を組んで進めれば、失敗しにくくなります。
今回紹介した組み合わせ以外でも最適なものがあるかもしれません。これがまた面白い事です。こんな方法があります!とかあれば、コメントください。
コメントを投稿するにはログインしてください。