国内有数の金魚産地・熊本県長洲町で”ながす羽衣琉金”という新種の金魚が発表されました。新春からおめでたいですね。今回は、このニュースを紹介します。
白と黒が綺麗な羽衣琉金
金魚といえば赤い色が特徴です。その中でも東錦や江戸錦などは白、黒、赤のバランスがとても綺麗で、金魚は赤いだけじゃないぞ!という代表的な品種です。
黒、白の色合いとしては、羽衣オランダが有名ですね。
青文の黒い部分(青い)が退色して白黒の模様になった個体を羽衣と言われ、大人になるまで退色せずにいた金魚を青文魚と言われます。
退色と言われるとなんだか安定しないイメージがありますよね。
そのうち、どんどん色が薄くなっていき、真っ白になって言ってしまうんじゃないか!?と僕は思います。
黒と白、赤 ”ながす羽衣琉金”
ながす羽衣琉金は、黒と白だけでなく赤の三色の羽衣琉金だそうです。
もともと赤と白の江戸川琉金を繁殖させていたところ、黒の模様が出た1匹を繁殖させていったことが始まりだそうです。
2万匹生まれる金魚の中で黒模様が入るのは2引きだけだったそうです。0.01%です。四つ葉のクローバーを見つける確率と同じです。
それが毎年繁殖を繰り返すうちに10%程度になったとのこと。
模様は黒と白、黒と赤の2色構成。頭が小さく背中が盛り上がって丸みを帯びているところは江戸川琉金の特徴を残しているそうです。
将来的には、白、黒、赤の3色が混合した品種を目指すとのことです。2019年には黒模様の割合を新品種確率の目安の30%まで高める計画のようです。
”ながす羽衣琉金”は4日から28日まで、熊本県長洲町の金魚の館で公開されるようです。金魚の館の地図はこちら↓
<熊本日日新聞社HPから参照>
まとめ 新しい金魚はワクワクします
最近では、中国産の金魚など世界各国からの新しい金魚を目にすることがあり、毎年のように新種が出ているように感じますが、やっぱり、新種と言われるとワクワクしますね。
新種は固定化が難しいようで、新しい金魚が誕生したからと言って必ず生まれるようにすることが真の山場のようです。
こんな記事もどうぞ <金魚図鑑 of 長生きさせる金魚の飼い方>
秋錦のように一度絶滅した品種を復活させたり、交配させて新しい模様を作り出したり、金魚は飼育するだけでなく、繁殖させるという楽しみもあります。
僕は、基本水槽での飼育なんで、繁殖よりも飼育と鑑賞が楽しみです。
でっかい水槽でたくさんの金魚を飼うのが夢ですが、いろいろな楽しみ方があって、趣味の多様化があって良いですね。まぁ、本格的にやっている人もいるので、一概に趣味の多様化とはいえませんが・・・
p.s.
2018年もよろしくお願いいたします。
コメントを投稿するにはログインしてください。