暑い夏が続いていますね。日本全国各地で例年よりも暑い夏を感じていると思います。暑い夏は人間も暑さにやられますが、金魚も暑さにやられたしまいます。そんな暑い夏に合わせて、飼育環境をちょっと変えます。
暑い夏はエアレーション強化
暑い夏は、水温が高くなり金魚が暑さで調子を崩すだけではありません。
水温が上がることで水中に溶け込んでいる酸素の量が減ります。
要するに、酸欠になりやすくなります。
なぜ、暑くなると水中の酸素の量が減ってしまうのか?
これは中学校でならった理科の授業を思い出してください。
酸素溶解度って聞いたことありませんか?
水温によって水に溶け込む酸素の量が変わるということです。
水道から水をコップに汲み、ちょっと置いておくとコップの壁に空気の球がつくことありませんか?
これは、コップに汲んだ水の温度が上がり、酸素が水に溶け込める量が減ったため、水から酸素が出てコップの壁につくという現象です。
水温が0℃の時と50℃の時では水に溶け込める酸素の量は半分になります。
驚くことに0〜20℃の間は特に酸素溶解度の変化が大きく、20℃になると0℃の時の酸素量の60%程度になります。
暑くなればなるほど酸素溶解度は低くなりますので、水温が暑くなる時期は酸欠になりやすくなるということです。
飼育している金魚の数が多いほどエアレーションは必須
水温が高くなるほど水中の酸素の量が減ると言いました。それと合わせて、金魚の飼育数が多くなれば多くなるほど、金魚が消費する酸素も多くなるので、水中の酸素の量が減ります。
金魚を多く飼育すると金魚の活動が増え、酸素をより必要になるという話ではありません。
1匹の金魚が消費する酸素の量を100とすると、2匹になれば200、3匹になれば300と単純に消費量が増えるということです。
エアレーションを強化する
夏場は水温が上がりやすいので、エアレーションをしてあげましょう!!
強化するということは強くするということですが、強すぎるとガス病を引き起こす恐れもありますので、ほどほどにしないといけません。
目安は水面揺らぐ程度にすると良いです。
エアレーションでの酸素を溶け込ませることはできますが、どちらかというとエアレーションすることで水面が揺らぎ、そこから酸素が水中に溶け込むというのがエアレーションの効果です。
金魚の飼育数が多いとエアレーションが間に合わないこともあるので、飼育数には要注意です。
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まとめ エアレーションで酸欠対策
暑い夏場は、水中の酸素の量が減ってしまうので、エアレーションを強化して酸欠防止をしましょう。
ただし、エアレーションを強くしすぎるとガス病を引き起こすこともあるので、要注意
水作エイトなどの投げ込み式フィルターと共にエアレーションをそれば、ろ過もしながらエアレーションができます。
上部フィルターを使えば、水が上から下に落ちる時に酸素が供給されたりと、エアレーションをしなくても良いということもあります。
ただ、暑くなれば暑くなるほど、水中の酸素の量はへりますので、過信はせず金魚の様子を確認して鼻上げ(水面でパクパクする)をしていないかを確認することをオススメします。
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