エサは真空パックされて販売されています。エサの袋を開封した時から劣化が始まります。それは、エサが空気に触れるからです。劣化はごく自然なことですが、劣化したエサは消化不良などの弊害もあります。今回は、エサをより新鮮な状態に保つ方法を紹介します。
遮光についても注意する必要がある!とアドバイスいただきましたので、内容を一部追記いたしました。(17.12.02追記)
エサの保管方法を考える
みなさんはエサの保管方法はどうの様に行なっていますか?買ってきた袋のままではありませんか?ジッパーが付いているものの場合、それも正解な方法です。
エサは袋を開けた時から劣化が始まります。それは、真空パックされていたエサが空気に触れることで酸化して劣化していきます。
劣化自体はごくごく普通のことなんですが、かなり劣化したエサを食べた金魚は消化不良を起こし、体調を崩します。そのため、劣化を極力防ぐ方法を取り入れることは、金魚のためにもなります。
パッケージの袋はアルミ袋です。アルミ袋はエサの劣化を防ぐことができます。水分の通過がなく、内容物が劣化することを防ぎます。
合わせて、紫外線等による光による分解・劣化を防いでいます。(17.12.02追記)
電子機器などの部品もアルミ袋にいれて出荷されていたりします。そのため、パッケージ袋のまま保管することもエサの劣化を防ぐ方法の一つです。
ただ、ジッパーの場合、朝の慌ただしい時間では閉め忘れがあり、エサが空気に触れ続けることがあります。そのため、アルミ袋というところは良いのですが、ジッパーというところがなかなかの曲者なんです。
今回は、パッケージ容器以外を用いた、保管方法をピックアップして紹介します。
エサをパッケージ容器から出すことにメリットはあるのか?パッケージ容器から出すことでのメリットですが、入れる容器によって特徴があります。
タッパーを使う保管方法
タッパーに入れる場合は、重ねて保管することができます。また、タッパーは容器に色が付いているため、色でエサを区別することも可能です。
容器がクリアなものを使えば、エサの状態も確認することができ、エサがダメになっていることをすぐに判別することができるメリットがあります。(虫が湧くやカビが生えるなどの劣化をすぐに確認できる。)
ただし、保管場所には注意が必要で、遮光できる場所(扉がついた棚など)に置く必要があります。(17.12.02追記)
パッケージ容器は封がしづらいところがあり、密封できていなくてエサが湿気を吸ってしまうこともありますが、タッパーは密閉をしやすいため、エサが湿気ることが少なくなります。
タッパーはいろいろな種類があるので、選択肢が多いことも良い点です。
ガラス瓶の容器を使う保管方法
ガラス瓶を使用する場合、タッパーと同様に中身が見えるため、エサの状態が確認でき、エサがダメになったことを確認することができます。
写真のようなロック式のガラス瓶の場合、密閉することが簡単です。閉め忘れることもないので、エサが湿気ることを少なくすることができます。
ただし、保管場所には注意が必要で、遮光できる場所(扉がついた棚など)に置く必要があります。(17.12.02追記)
調味料用の容器を使う その1
調味料容器に入れると密封度は下がりますが、エサを金魚に与える時、いちいちスプーンを出す必要もなく楽チンです。
容器の出口が小さいものを選べば、エサがドバッと出ることが少ないのでそのまま金魚にエサを与えることができます。透明な容器を選べば中身を確認することができ、エサがダメになっていることも確認できます。
ただし、保管場所には注意が必要で、遮光できる場所(扉がついた棚など)に置く必要があります。(17.12.02追記)
調味料用の容器を使う その2
塩や砂糖などを入れる容器です。この容器はスプーンが標準で付いているのでスプーンを買う必要がありません。
透明の容器のものだと他の容器と同様にエサがダメになっていることをすぐに確認できます。ただ、密封度は低いのでエサが湿気る可能性が高くなります。
プラスチックのため、油性マジックで使用期限を書いて置けることが最大のメリットだと思います。
ただし、保管場所には注意が必要で、遮光できる場所(扉がついた棚など)に置く必要があります。(17.12.02追記)
実際に使っている容器 ガラス瓶
僕はガラス瓶を使用しています。選んだ理由は、おしゃれ感が出るというのが今回の紹介内容ですが、その他にも実用面で魅力があります。
パッケージ容器の場合、封をすることをよく失敗していました。ちゃんとしまってない状態で持ち上げたりして、エサをばら撒いたことがよくあります。
エサをばら撒かないようにちゃんと、確実に蓋ができるタイプにしました。
紫外線等による分解・劣化を防ぐためには、アロマや薬品などの保管に使われる遮光瓶などを用いるとより良いとのことです。(17.12.02追記)
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エサの保管方法にちょい足しで劣化をより防ぐ
ガラス瓶の容器に入れました。これでエサが湿気ることがなく、良い状態を保てる!
エサが劣化すると、金魚が消化不良を起こします。消化不良を起こすと、透明なフンが出ます。お腹を上にして水面に浮いてきてしまう転覆病にもかかります。
密封がちゃんとできる容器にしたので、保管時に湿気ることの不安は解消されました。ですが、エサを与える時に蓋を開けます。開けた時に湿気が入って徐々にしけていくことは想像できます。実際にパッケージ容器にも乾燥剤が入っていますが、時間がたつと効果がなくなってきます。
ここがポイント!市販のシリカゲルを入れることです。
特にシリカゲルの状態がわかるビーズが入ったシリカゲルを使うことを注目ポイントとします。
シリカゲルの中に青い色のビーズが入っています。このビーズが赤く色が変わるとシリカゲルの効果がなくなったことを示します。
パッケージと同封されている乾燥剤は、使用期限がわからないため湿気への管理はしにくいところがあ理ます。シリカゲルに変えることで湿気への管理はやりやすくなります。また、ガラス瓶に買えたことで蓋を開けなくてもシリカゲルの交換タイミングを確認することもできます。
ここも透明度の高いガラス容器を使うことでより管理がしやすくなります。
ただし、保管場所には注意が必要で、遮光できる場所(扉がついた棚など)に置く必要があります。(17.12.02追記)
シリカゲルをちゃんと交換することで、エサが湿気ることを防ぎ、エサの状態が原因で金魚の体調を崩すということをなくすことが可能になります。
基本、100円ショップで買うほうが価格的なメリットが大きいですが、アマゾンのリンク貼っておきます。参考程度にみてください。
cotta(コッタ) 食品用乾燥剤 シリカゲル 2g 40×50mm 100個
シリカゲルは、100円ショップで売っていますが、袋が密封できないので、開封後はシーラーで袋を密封して置くことをオススメします。
CLICCA(クリッカ) ハンディシーラー USB充電式・マグネット付 (クリッカ専用耐熱袋、その他パッケージ袋の再密封に) CLHS1-BN
このシーラーはお菓子の袋を封しておくこともできるので、持ってそんはないです。
まとめ 密封することで劣化を防ぐ
エサを開封したら、空気に触れさせない様に注意しましょう!
パッケージ容器のままでも十分劣化させない様に管理できます。ただ、より楽にするためにタッパーやガラス瓶を使用すると便利です。
紫外線等による分解・劣化を防ぐためには、アロマや薬品などの保管に使われる遮光瓶などを用いるとより良いとのことです。(17.12.02追記)
シリカゲルと入れることで、容器内の水分を取り除くことができ、酸化を防ぐことができます。シリカゲルは100円ショップでも購入できますし、電子レンジで復活するものもあります。
エサは使い切るのに時間がかかります。そのため、長期間保管していることも多く、実は結構劣化させやすいのです。
金魚の消化不良を抑えるためにもエサの保管方法はしっかりやりましょう!!
コメント
こんばんは。(^_^)
ひとつ!是正点をお知らせしておきます。
市販の餌は何故?!..遮光アルミパッケージで売られてるか?..知ってますか?!
何故なら!..成分的に酸化速度よりも..光劣化を一番嫌うからです!
なので..小分けにする際の透明の容器は..一番悪い保管方法となります。
かずぱぱ様
コメントありがとうございます。
遮光ですか。紫外線等による分解、劣化を嫌ってというところもあるんですね。
完全に見逃してました。
そうすると直射日光を避けた場所におけば、透明な入れ物でも良いですか?
光は回り込みがあったり、蛍光灯からも紫外線が出るので、ダメとなりますか?
コメントに質問で返信ですみません。
お時間ある時に、ご返答いただければ幸いです。
いゃいゃ‼ 直射日光を避ければ良いと言うものでもなくて…
劣化と酸化は..蛍光灯や自然光でも起きますから…
袋から別容器に移すのであれば..遮光状態を保てる容器がベストになります。
なので..透明の容器は良くありませんし..透明の容器を使う際には…
見た目を度外視して..アルミ箔を巻くなりして..遮光処理を施すとか…
透明の容器のまま使用するのであれば..光熱劣化を防ぐべく…
使用後は..遮光できる戸棚に入れるなどした保管方法方が良いですね。
かずぱぱ 様
ご回答ありがとうございます。
遮光出来る棚での保管が必要な事、追記しました。
薬品とかアロマとか保管するための茶色い瓶などが良いという事ですね。これも追記しておきます。
その他の記載も見直しておきます。