小型水槽に最適なろ過システムを考える その1

小型水槽のろ過システムとして底面フィルターと外掛けフィルターのコラボが良いと紹介しました。小型水槽と言ってもサイズがたくさんあるので、もう少し深く小型水槽のろ過システムについて考えます。

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小型水槽はろ過システムが限られる

小型水槽は小型というだけあって、スペースが小さいです。水も砂利もろ過システムも何もかもちょっとしかいれられません。

その中でもろ過フィルターが限られてしまうことはかなりの痛手です。

先日、小型水槽で金魚を飼育するコツを紹介しましたが、ろ過システムについてはもう少し書いた方が良いと感じたので、もう少し考えたいと思います。

小型水槽に使えるろ過フィルター

小型水槽に使えるろ過フィルターを書きます。

・電動モータータイプの投げ込み式フィルター

・エアリフトタイプの投げ込み式フィルター

・外掛けフィルター

・底面フィルター

・外部式フィルター

小型水槽でつけるのはこのぐらいです。上部フィルターは45cmまでしか対応してませんので、残念ながら・・・(水作ブリッジが30cmまで対応してますが、1種類なので上部フィルターは除外します。)

ということで、これらのろ過フィルターの中から、選ばないといけません。

小型水槽になると水流が弱くないと金魚への負担が大きいので、大は小をかねる理論は使えません。

とは言いつつもひと昔前よりも小型水槽に使えるろ過フィルターが多くなっていることは確実です。また、世間の需要も多いのでしょうね。

電動モータータイプの投げ込み式フィルターは安価で強力

電動モーター対応の投げ込み式フィルターは、電動であるためパワーがあります。しかし、意外と安価で購入することができます。

例えば、この水作SPFプラスなんかは千円ぐらいで手に入ります。

60cm水槽ではサブフィルターとしてしか使えませんが、小型水槽になるとメインフィルターにもなる優れものです。

関連記事 水作のSPFはサブフィルターの王者だと信じてやまない

ただし、ろ材にバリエーションがないため、ろ過能力を強化したりできないのが、ちょっと物足りないところです。

ちなみに僕のオススメはやっぱり、水作SPFプラスです。

エアリフトタイプのろ過フィルターは入門アイテム

エアリフトタイプ(称してぶくぶく)の投げ込み式フィルターは500円以下で買えるアクアリウムの入門アイテムです。

安いけどろ過能力も高く、改造もできるので重宝します。場所を取るのがたまに傷ですが、そこすらも愛らしくなります。

投げ込み式は上図の水作エイトのようなウールマットが使われているフィルターから、下図のスポンジろ材が使われているフィルターがあります。

例としてテトラのスポンジフィルターをあげますが、これはこれで結構ろ過能力が高いです。

僕は粗めマットを推奨していますが、このスポンジフィルターも粗めマットと同じように生物ろ過能力が早くから発揮しやすいです。

関連記事 上部フィルターの粗めマット不要説に異論を唱えます

また、エアリフトタイプは緩やかな水流を作り出すため、生物濾過能力を最大限に引き出すことができます。

意外にもスポンジフィルターはお高めですが・・・

エアリフトタイプのろ過フィルターは多種多様で、使い勝手が良いことが最大にメリットです。

外掛けフィルターは水槽内を占拠しないのがgood!

外掛けフィルターは水槽内に入る部分が少ないため、小型水槽の貴重なエリアを占拠しません。

電動モーターが付いているので、パワーは抜群です。ただし、ろ材は能力が低いものしか純正で販売されていないので、ろ過能力は低いです。

外掛けフィルターは昔からろ過の能力に課題があると考えている人が多いので、改造方法がネットに掲載されています。

僕のブログでも有名な改造方法を紹介していますので、確認してみてください。能力はすごく上がります。

関連記事 外掛けフィルターの改造方法 ろ過能力UP!

底面フィルターは生物ろ過能力が抜群

底面フィルターは砂利をろ材として利用するため、ろ材を購入する必要がありません。大半の人が水槽内に入れる砂利の下に敷くだけで済むので、小型水槽の貴重な場所を使いません。

エアリフト式ですが、ろ材容量が多いため、ろ過能力も高いです。また、エアリフトはゆるい水流を生みますが、生物濾過にはゆるい水流が良いのです。

余裕があれば外部フィルター

外部フィルターといえば高価で、大型水槽用のフィルターと思われがちですが、最近では小型水槽向けで安価な外部フィルターもあります。

例えば、GEXの外部フィルターは三千円ぐらいで手に入ります。お手頃価格になりました。

ろ材容量もかなり稼げますので、ろ過能力も高いです。オススメしたいフィルターですが、場所を取るため、省スペースですむから小型水槽が良い!と考えている人には、オススメできません。

他にも簡単に始められそうだからと思っている人にも外部フィルターは高価なフィルターです。という理由から余裕のある人はどうぞといった感じでしょうかね。

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まとめ その2があるから続きを読んでください

一旦、その1ということで一区切りします。その2がありますのでそちらも合わせてお読みください。(タイムリーに読んでいる方はしばしお待ちください。)

ここまでで、小型水槽に使用できるろ過フィルターを確認しました。意外と小型水槽に使えるろ過フィルターが多いことにびっくりします。

実際、小型水槽にセットされているろ過フィルターは外掛けフィルターかエアリフト式の投げ込みフィルターぐらいです。

うまくやれば60cm並の飼育環境を構築できるかもしれませんね

ということで、その2は、小型水槽に最適なろ過フィルターの使い方について考えたいと思います。

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