水槽の立ち上げ方 その3 〜おおたわらのオリジナル方法!?〜

前回と前々回、そして今回の3回に分けて水槽の立ち上げ方を紹介してきました。前回はフィッシュレスサイクリング法、前々回はパイロットフィッシュ法、今回は、おおたわらの独自のオリジナル方法!?を紹介します。

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各方法の欠点

前回紹介したフィッシュレスサイクリング法は、水槽が立ち上がるまで魚を水槽に入れず、エサや魚の刺身などを水槽に入れて、アンモニアを溶け出させ、水槽を立ち上げる方法です。この方法は、魚が排出する他の排泄物を分解するバクテリアなどの微生物が増殖せず、魚を入れた途端バランスが崩れてしまう。立ち上がった水槽がダメになってしまうことがあります。

これは水槽が立ち上がったと言っていいのか!?という感じですが、そんな大きな欠点があります。僕も経験があり、立ち上がったから魚を入れたら途端に水槽の調子が悪くなり、魚の調子が悪くなっていきました。

パイロットフィッシュ法は、丈夫な魚を水槽に入れてアンモニアを水中に溶け出させる方法です。水槽が立ち上がっているのと同様に魚を飼育します。丈夫な魚を用いるため、水質をあまり気にせずに水槽を立ち上げることができます。確実な方法ですが、水質が悪いなか魚を飼育するので、魚がかわいそうであるという意見や飼いたくもない魚を飼うため、水槽が立ち上がったあとその魚をもてあそぶことが欠点です。

一長一短であり、どの方法も欠点があります。これらの方法と過去の経験を元におおわたらのオリジナル方法を開発しました!題して!!

力技!!

では、詳細を紹介していきます。

おおたわらオリジナル 水槽の立ち上げ方法

オリジナル方法です。力技と言いましたが、かなりの力技です。ただ、間違いなく立ち上がるので、試してみてください。

①飼育アイテムを準備する

金魚を飼うための飼育アイテムを準備します。水槽やろ過フィルターなどを準備して、水槽に水を張ります。

②水槽を2日回したら、飼いたい金魚を買いに行く

水槽に水を張り、2日間水槽を回したら飼いたい金魚を買いにいきましょう。水槽の準備ができたら金魚を選び始めます。こんな金魚いいな〜この金魚もいいな〜と選んでみてみましょう。


金魚80品種カタログ改訂版 [ 杉野裕志 ]

この本は一例です。僕はこの本を眺めながら喜んでました。この本がどういう本なのかは、下に前に投稿した記事を貼っておきますので、みてみてください。

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③金魚を水槽に入れて飼育を開始する ここからがポイント

ここからがポイントです。

パイロットフィッシュ法とほとんど変わりません。大きく変わるのは、入れる魚はパイロットフィッシュではなく、飼いたい好きな金魚というところです。

重要事項

・エサは3日に1回 量は1分で食べきれる量

→アンモニア濃度が高くなりすぎないようにするためです。

・アンモニア試薬で毎日アンモニアを監視する

→アンモニアの量が多くなったら、水を交換するためです。また、バクテリアの増殖状態を監視するためです。

・毎日亜硝酸と硝酸塩を監視する。

→バクテリアの増殖状態を監視するためです。

エサを3日に1回とするのは、アンモニア濃度が高くなり、金魚がアンモニア中毒になるのを抑えるためです。アンモニア濃度が下がらないようならもっと抑えても良いです。

アンモニア試薬で毎日アンモニアを監視するのは、アンモニアの濃度を把握するためです。アンモニアの濃度が上がってきたら、水を交換してアンモニアを薄めます。水の交換は、1/4程度交換します。毎日することになります。

アンモニアの量を監視するから、僕は、アンモニア試薬を金魚を長生きさせるために絶対飼うべきアイテムとして紹介しています。

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水の交換を毎日行うと、水槽の立ち上がりが遅くなると言われていますが、それなりのアンモニア濃度があれば水槽の立ち上げには問題ありません。じゃんじゃん、水は交換しましょう。でも、たくさんの量を交換すると金魚にとってストレスとなりますので、極力量は少なく、こまめに変えましょう。

この部分が力技と言っている所以です。楽に水槽を立ち上げることは難しいです。じゃあ、最初の1ヶ月ぐらいは苦労してやろうじゃないか!というのがことの発端です。正確にいうと、2週間ぐらいでアンモニアの濃度が下がって行くので、本気で大変なのは2週間程度です。

本気で大変と言ってますが、1/4の水交換ですよ。水を入れ替えるだけです。やってみると5分ぐらいで終わります。ただし、水交換のやり方は、以前紹介したこの方法は必須事項です。

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パイロットフィッシュ法の進化した方法と言った方が正しいかもしれません。ただ、大きく違うのは、パイロットフィッシュを使わず、好きな、気に入った金魚を入れるということです。好きな、気に入った金魚が水槽にいるだけで、一生懸命やろうという気分になります。また、この大変な1ヶ月を乗り越えると、一緒に乗り越えたという親近感もわき、より一層金魚が可愛く見えてきます。苦楽を共にした戦友のような気持ちです。

まとめ 力技だけどオススメ

力技ですが、どの有名な方法よりも簡単で、より金魚が可愛くなる方法をオリジナルの水槽の立ち上げ方として紹介しました。

力技なのでハードルが高いように聞こえますが、ハードルを下げるための方法も合わせているので、実際にやってみると楽です。この方法を行う前に、リンクを貼り付けている2つの記事は、必ず読んでおきましょう。格段に楽になります。

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今回で、一旦水槽の立ち上げについての特集はひと段落です。ぜひ、お試しください!!

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