人間に消化不良があるように金魚にも消化不良があります。たかが消化不良と思うなかれ!実は、消化不良が他の病気を招いたりします。今回は、金魚の消化不良について紹介します。
消化不良の症状
人間にも消化不良があるように、金魚にも消化不良があります。消化不良になるとどんな症状になるんでしょうか?
消化不良は、意外とわかりづらい病気でもあります。この症状がでたら必ず消化不良!と言いにくいと思っています。
代表的な症状として、
・水面や水槽の底でじっとしている
・糞が白く透明
・糞の長さが異様に長い
・お腹がパンパンに張っているように見える
などなど・・・
消化不良を起こすとこられの症状が見られます。他の病気の際も上記のような症状が現れますので、ご注意ください。
糞が白く透明のものが一番わかりやすいんではないでしょうか。空気が入った白く透明の糞が水面を漂っていたり、ろ過器の吸い込み口に白い糞が付いていることがありました。
今思うと、水質がよくない時によく発生していたように思います。
消化不良を起こす原因は?
消化不良というと、食べ過ぎなイメージがあると思いますが、消化不良の原因は食べ過ぎだけではありません。
僕の経験上は、水質の悪化の影響が大きいように感じています。水換え時期が遅れた時やエアーストーンが汚れていて満足にエアレーションができていない時などに発生する可能性が高いです。
主な原因としては
・水温が安定せず、変動が大きい
・エアレーション不足による水質悪化
・ろ過器の目詰まりによる水質悪化
・低水温時に高たんぱく質の餌を多量に食べた時
・pHショックを起こした時
などなど。。。
主に水質悪化によるものですが、餌の影響もあります。消化不良が続くと転覆病になったりもします。
消化不良の治療方法
基本的には、水質を見直す(水換えをする)ことで治ることが多いですが、水質が原因ではない場合はその通りではありません。
原因に合わせて、治療方法を変える必要がありますが、いくつかの治療方法を紹介します。
・水換え(半分〜2/3程度)
・餌を与えない
・0.5%の塩浴
・水温の安定化(ヒーターを使用する)
水質悪化の時は水換え
水質悪化が原因の場合は水換えをすると良いです。水換えの量は普段と変わらない程度で構いません。僕は半分〜2/3程度交換します。
水換えが遅延していることで水質が悪化している場合は、水換えは効果的ですが、ろ過器やエアーストーンの目詰まりによる水質悪化の場合は、水換えだけでは不足です。
水換えはいつも通りしているのに、消化不良を起こしているようなら、いつろ材の掃除をしたか思い返してください。長い間、ろ材を洗浄していないようなら、ろ過フィルターの目詰まりによる水質悪化かもしれません。
ここで注意することは、水換えとろ材の洗浄を同時に行ってはいけないということです。
バクテリアの数が極端に減ることで、余計に体調不良を起こしてしまいますので、ろ材の洗浄と水換えは同時に行わないでください。
餌を与えないことも良い
水換え直後や水質が急激に変わった時は、消化不良を引き起こしやすいので餌を与えないという選択もあります。
金魚は何日も餌を与えなくても生きていけます。
そんなことを念頭に置いておきます。水換えを行う時は餌を与えない方が良いです。水換え直後や直前は餌を上げないようにしましょう!!
塩は万能薬です
0.5%の塩浴で治療することも一つの手段です。
参考記事:塩は金魚への万能薬
濃度には注意する必要がありますが、塩浴で金魚の体調を整えること、代謝をよくすることも良いですね。
水温の激変はNG
水温の激変を抑える為にヒーターを用いる。
冬場は暖房をつけると部屋は暖かいが、不在になると部屋は寒くなります。地味に水温変化が大きくなる時期でもあります。
そんな水温が安定しない時期は、ヒーターを使用するのも消化不良の防止策でもあります。本当はヒーターを使わない環境ができれば良いのですが、水槽で飼育していて、リビングや寝室に水槽を置いている場合は、難しいです。
そんな場合は、ヒーターの使用をした方が無難です。
僕は雪国?に住んでいて、寝室に水槽を置いているので、冬場のヒーターは欠かせません。気をぬくと寒すぎて凍るんじゃないか?と思うぐらいです笑
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まとめ 消化不良は万病の元
大げさではありますが、消化不良は万病の元といえるでしょう。水質が悪化すると最初に消化不良を起こします。
消化不良の状態が続くと、松かさ病になったりおぐされ病になったりします。
消化不良を発見したら、早く対処することが重要です。消化不良を見つけたら、早めに対処しましょう!!
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