金魚が元気が無くなり、体表面に白い点々が出て、間も無く金魚が死んでしまったという経験をお持ちの方は少なくないと思います。今回は、水温が安定しない春や秋に発生しやすく、小さい金魚は特にかかりやすい病気、白点病の対処について紹介したいと思います。
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白点病はどんな時になる病気?
白点病、聞いたことありませんか?金魚を飼い始めたりした場合、必ずと言っていいほど通る道だと思います。憎っくき白点病。僕も何度も経験しました。
弥富でたくさん買ってきた金魚が、集団で白点病にかかってしまいほとんどを命を落とした。あの時は、もう金魚を買うのやめようと思った。でも、金魚が好きだから、次は死なせないぞ!と思っていろいろ勉強して、飼っています。
悲しい話はさておき、今回は白点病を紹介します。
白点病は、水温が安定せず、特に水温が低温に推移している時におきやすい病気です。春先や初夏は白点病が起こりやすい時期です。水温については、先日紹介した記事も合わせてご確認ください。
白点病は厄介で、1匹発症すると水槽全体に広がり、ほとんどの金魚が発症します。伝染病です。なので、1匹発症したら、急いで水槽全体に対して処置しないといけません。金魚の体力が減っている時に発症しやすい病気です。
症状
・金魚が体をこするような動きをする
・金魚の体表面に白い点々ができる
金魚を買う時、金魚が体をこするような動きをしていたら、その水槽から金魚を買うことはやめましょう。お店によっては、水槽全部が繋がっている可能性もあるので、注意しましょう。
白点病は、白い点々が体にできるから白点病と言いますが、体全体に白い点々が確認された時には、末期に近いです。早めに見つけてあげることが大事です。なので、体をこするような仕草をしたら、すぐに処置を始めましょう!!
白点病の処置方法は、まず塩と加温
白点病を発症した場合、まずは、塩浴させます。合わせて、28度近く水温をあげます。塩については、こちらの記事も参考にしてください。
0.5%の塩浴と28℃の加温で、直すことができます。メチレンブルーなどの薬を使うことも有効ですが、扱いが難しいので極力塩浴と加温で対処しましょう。
簡単に処置手順を紹介します。
1、0.5%の塩浴をさせるため、0.5%の濃度にした水をバケツに作る
2、ヒーターを入れ、28℃に加温する
3、バケツをエアレーションする
4、金魚をバケツに移す(この時水合わせと温度合わせを忘れずに)
5、水槽をリセットする(綺麗に洗ってください。)
基本は水槽で処置した方が水合わせや温度合わせをしなくて良いですが、元気になったら戻す水槽を用意しておきたいということと薬を使う可能性があるので、水槽とは別の容器にしておきたいから、バケツで処置することをオススメします。
塩浴しているため、すぐに水が悪くなります。また、金魚が代謝を促されていることや加温していること、白点病の病原菌が体から離れたりするため、水換えは頻繁に行いましょう。
水換えは頻繁に行いますが、大量にしてはダメです。毎日1/5ぐらいずつ変えましょう。
白点病の病原菌は、金魚の体内で栄養を取り成長し、体の表面に現れます。その後体から離れて増え、また体内に戻るというサイクルで活動します。白い点々が表面に出たら末期に近いというのは、そのためです。また、金魚の体表面に出てきた時が叩きどきでもあります。
金魚の表面に出たら、そのあとは金魚の体から離れます。その時に水を変えると病原菌の量が減ります。そんな意味も込めて、水換えをすることをオススメします。
処置方法は金魚すくいで取ってきた金魚の処置方法と同じです。塩浴して加温して、くらいところで安静にさせる。基本はこれです。そのため、もう少し丁寧に処置方法を書いたこの記事も参考にしてください。
白点病の予防策
白点病は水温が安定しない時期、金魚の体力が落ちている時期にかかります。ということは、水温を安定させ、金魚の体力が落ちないようにしてあげれば良いです。
水温を安定させるのは簡単です。ヒーターを使って温度の振れ幅を下げればいいのです。春先〜初夏ということであれば25℃設定にしておけば、OKです。特に水温が下がると発症しますので、高めの設定にしておきましょう。
問題は金魚の体力が落ちないようにすることです。一番大切なのは、飼育環境の安定です。水槽がちゃんと立ち上がって入ればかかることはまずないでしょう。水槽が立ち上がっていないとアンモニア中毒になったりして体力が奪われます。その隙に白点病の脅威が迫ります。
水槽を立ち上げるための方法はこの記事を参考にしてください。
アンモニア中毒を防ぐための方法はこの記事を参考にしてください。
水槽を立ち上げることも重要ですが、立ち上がった水槽を維持することも大切です。水換えや掃除を定期的に行い、ろ過フィルターの目詰まりを防いだり、新しい水を追加したりする必要があります。結構忘れがちなメンテナンスをしっかりやることが重要です。そんな忘れがちなメンテナンスを効率的に行う方法も紹介した記事がありますので、参考にしてください。
なんだか過去の記事の紹介ラッシュになってしまった。ただ、初期に重要なことは過去の記事に書きまくったので読んで欲しいです。一度試して、合わなかったら変えれば良いです。まずは試してみてください。飽きっぽくてめんどくさがりな僕ができているので、きっと楽できると思います。
まとめ
白点病はいち早く見つけ、対処することが重要です。金魚が体をこするような仕草をしたら、白点病を疑い、0.5%の塩浴と28℃の加温を行いましょう!
日々のメンテナンスや水温の安定化を行うことで、白点病を防ぐことができます。しっかりと世話をしてあげましょう!
処置に必要なもののリンク貼り付けておきます。ご確認ください。
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