水槽の水が蒸発しやすい時期になると、水面近くに白い汚れがつきやすくなります。特にエアレーションを行なっている水槽だと、エアレーションの近くに頑固な白い汚れが発生します。この白い汚れを綺麗にする方法を紹介します。
白い汚れはカルシウム
水槽の水面近くにできる白い汚れは、カルシウムです。
水道水に含まれるカルシウムが乾いて固着しています。カルシウム自体は水に溶けにくいです。そのため、一度乾いて固体化したカルシウムは水で洗い流すことが難しいです。
長らく放置したカルシウムは厚くなってしまっているので、スポンジやたわしでこすったぐらいで取れません。
諦めた方もいるんではないでしょうか?
簡単に取る方法を紹介します。
お酢やレモン汁で取れるけど現実的ではない
付着しているのはカルシウムだから、お酢やレモン汁をつければ取れます。
もちろん、お酢もレモン汁も劇物ではないので、劇的に綺麗になることはありません。時間がかかります。
また、付着したカルシウムは薄いですが、面積も多いので、大量のお酢やレモン汁が必要になります。
お酢やレモン汁の欠点は、水槽の水に溶け込むことで水質が変わるため、リセット時や大掃除の時にしか行うことができません。
キッチンペーパーにお酢やレモン汁を染み込ませて、白い汚れの部分に長時間当てて溶かすという方法もありますが、水槽の広い面積をやるとなると結構大変です。
理にかなってはいますが、意外と現実的ではない対処方法です。
僕が行なっている方法はもっと簡単に取り除くことができます。
カッターで擦り取る 危ないから注意ね
白い汚れに水をかけながら、カッターでこすると簡単に取れます!
カッターで水槽をこすったら、傷がついちゃうんじゃないの!?と思うかと思いますが、傷がつかない方法があります。
水槽のガラス面に対して、カッターの刃を立てて白い汚れを擦り取ると傷がつきます。
ガラス面に対して鋭角にして、ガラス面を滑らせるようにこすると傷がつかずに汚れを取ることができます。
イメージは包丁を研ぐような感じです。
とは言ってもカルシウムは結構頑固なので、何回かこする必要があります。
こすることに集中するとカッターの刃で手を切る可能性があるので十分に注意してください。
アクアリウムショップの人もやっている方法なので、業界内では結構有名な方法です。
カッター以外はないの?
カッターは危ないから使いたくないな〜と思う人が多いと思います。
楽天市場:コトブキ工芸 ガラス磨きスポンジ 2個入り
Amazon:寿工芸 K-108 セリウムスポンジ
コトブキからこんな商品も出ています。
ただ、劇的な効果はありません。
カッターと同じような使い方ができるものは、金属で角が鋭いものが効果的です。
しかし、刃物出ないと角が鋭いものはありません。大概の金属製品は人が手を切らないようにエッジを殺しています。
角を丸くしているということですね。
角が丸くなっていると削り取る能力が著しく落ちます。そのため、カッターが有効的なんです。
コクヨ 直線定規 ステンレス C型 JIS1級 15cm TZ-1341
百均でも売っていますが、ステンレス定規はエッジが死んでなくて、角が鋭利になっているものもあります。
ホームセンターや百均、ネットで15cmのステンレス定規は買えます。店頭でエッジの状態を確認してみてください。
ものによっては角がだれているものもあるので、注意です。
角がだれているものはガラス面を傷つけてしまいます。注意です。
スポンサーリンク
まとめ 危険が伴うけどカッターが万能
手を切るという危険性があるので、全面的にオススメできないのが非常残念。
水槽の水面付近に付着しているのはカルシウムで、カルシウムは水に溶けづらいのでスポンジやたわしで取り除くには骨が折れます。
カッターを使うと綺麗に取ることができます。
包丁を研ぐように白い汚れをこすると汚れを取ることができます。
しかし、カッターは手を切る危険性が高いので、全面的にオススメできないのが残念です。
角が鋭くなっているものであれば代替可能です。
ステンレス定規は角が鋭いため、かなり有効的です。ただ、角がだれているものもあるので、ホームセンターや百均で実際にものを触って、確認してから購入した方が無難です。
これで白い頑固な汚れともおさらばじゃ〜
コメント
初めまして。金魚を飼い始めてから色々と疑問をネット検索していた時にこちらのブログに辿り着きました。
初心者が感じる疑問や不安のほとんどが記事に丁寧に書かれていて、以降たびたび拝見しております。
今年の7月29日に初めて金魚を飼いだし同時に水槽を立ち上げてから、お祭りですくってきた和金1匹はすぐに☆になってしまったものの、残り2匹は今日まで元気に泳いでいてくれてます。
昨日、本当に突然に水の亜硝酸値が白になり、今朝も維持していました。
何をしても、水換えしても亜硝酸地獄に翻弄されていた1人でしたので、「ある日ゼロになる」というこちらのブログを信じて1ヶ月水換えを頑張った成果が出た!と歓喜のあまりコメントさせて頂きました。
亜硝酸地獄を乗り越えてくれた2匹をこれからも大切にお世話したいと思います。
本当にありがとうございました!
飯澤 様
初めまして。コメントありがとうございます。
そして、僕のブログを読んで実践頂いて、ありがとうございます。
始めの1ヶ月を無事に乗り越えたんですね。
これは、飯澤さんの努力の賜物です。
この苦しい1ヶ月を超えられれば、新しい水槽を立ち上げても同じことをすれば良い!という自身にもなります。
金魚すくいですくってきた金魚はなかなか生き延びられませんが、2匹も生きているのはすごいことです。
僕なら天狗になりかねません笑
検出が突然なくなるのは、面白いですよね。
本当に急に、検出されなくなりますから。
あとは、ろ過フィルターと水換えを同時に行わないなど、バクテリアが死滅しないように注意しながら飼育していけば、金魚も長生きしてくれます。
金魚飼育の楽しさをしると、もっといろいろな金魚を飼育して見たい!となります。
水槽も増えていくかもしれません。
そんな時は、このブログをもう一度読んでいただき、そして、しっかり立ち上げられた経験を思い出して、水槽を立ち上げてください。
きっとまたうまく水槽が立ちあげることができると思います。
日々、お叱りのコメントをいただく中で、飯澤さんのような成功事例のコメントを頂くととても嬉しいです。
これからも金魚を大切にしてください。