先日、某水族館で魚が大量に死んでしまった。というニュースを目にしました。なんとも残念なニュースではありますが、残念で終わらせるのではなく、アクアリストとしてどんな事が学べるでしょうか。
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1235匹の魚が大量死・・・
大型水槽内の魚類1235匹が8日に大量死した東京・池袋のサンシャイン水族館(東京・豊島区)は9日、営業を行った。入り口付近の大量死を告知する看板前ではぼう然と立ち尽くす女性がいたほか、献花の花束を係員に手渡す観光客もいた。同水族館では、大型水槽で予定していた恒例イベントが中止となるなどの影響もあった。同水族館の担当者は「原因究明と再発防止を進めるとともに魚の数や種類を徐々に増やしていく」としている。
状況としては、白点病を発症した魚がいたため、投薬をしたそうです。薬の効果を最大限に引き出すために、ろ過装置(プロテインスキマー)を停止させたため、酸欠状態となり、1235匹の魚が死んでしまったそうです。
メインの酸素供給は動いていて、このろ過装置は補助的な役割だったそうです。酸素の供給量の割合が高かったようです。
装置の役割を冷静に考えて対処していれば、起ることのないことではありますが、現場は冷静に考えられなかったのかな?と心配しました。
このニュースから学ぶこと
酸素の供給は重要ですね。
最近でこそエアレーションの重要性を感じていますが、以前までは、エアレーションなんてしなくても良いと考えていた人なので、特に同じ境遇の人に強く言いたい。
エアレーションを蔑ろにしてはいけませんよ!と・・・
エアレーションは魚への酸素供給と合わせて、バクテリアへの酸素供給の役割もあります。大きな水族館の水槽でもこんな被害ですから、小さい家庭用の水槽でも同じような被害があると考えられます。
サブフィルターの能力も把握しておきましょう
サブフィルターの使用もオススメしていますが、サブフィルターの能力も把握しておくことをオススメします。
今回の事例から言うと、サブフィルターの能力を把握していなかったから判断を誤ったというところがあります。
なかなかサブフィルターの能力を把握することは難しいですが、そんな時に検査試薬が役立ちます。アンモニアや亜硝酸の検出で、現状を把握しておくことで、能力を把握する事が簡易的ですができます。
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まとめ 水槽は絶妙なバランスで動いている
今回の事例をよく考えると、水槽内は絶妙なバランスで動いている事がわかりました。
ちょっとした事が欠けるだけで大きな被害が生まれます。水槽内の環境はいとも簡単に崩れる。日々の管理もしっかりとやらないといけないと身を引き締めないといけないと思いました。
みなさんもいつも動かしていることを変える時には、注意してください。4M変動ということで、ご注意ください。
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