最近巷では、『ウン活』が流行りはじめています。毎日の体調をうんちの状態から判断・記録していく活動です。実はこれ、金魚にも同じことができるんです。今回は金魚のフンから見る金魚の体調について紹介します。
金魚のフンは毎日確認しよう!
最近、巷では『ウン活』というものが流行りはじめていることを知っていますか?
毎日出たうんちの状態を観察し、体調の変化を見極めるというものです。今日は硬かったとか軟便だったとか。スマホアプリも出ているぐらいです。
さて、そのウン活ですが、金魚にも当てはめて行うことができます。
金魚のフンも状態によって体調が良いか悪いか判断できます。良いうんちと悪いうんちを紹介します。
良いうんちは3cmぐらいの長さがちょうど良い
金魚のフンというと、なが〜いフンが出ているイメージだと思います。
ことわざでの『金魚の糞』というと、長くて切れず長く続いている事や一人の人にたくさんの人がついていくことなどの意味があります。
金魚の糞は長くて切れないイメージあがあるため、長く切れないこと、強い人に弱い人がついていくことを比喩しています。
確かに、金魚の糞と言われると、長いものを想像しますよね。
だから、金魚の糞も長ければ長い方が良いうんちだと思われています。
しかしながら、本当は長ければ良いというわけでもありません。
金魚の腸は押し出し方式ではないので、長い糞が出るということは、糞が腸に止まっていて、やっと出はじめたということも考えられます。
餌のタイミングや量にもよりますが、餌を与えている量が少ないにも関わらず、長い糞が出る場合は、便秘状態が続いていてやっと便秘が解消されたから、長い糞になっていると考えられます。
長いフンが良いとは一概には言えません。
3cmぐらいのフンがちょこちょこ出ていればOK
ということになります。
白い、透明のフンは要注意
白や透明のフンが出ている場合は要注意です。
餌がきちんと消化できていなかったり、糞詰まりを起こしています。
消化がうまくいっていない場合は、転覆病にもなりかねません。
水質悪化による体調不良の可能性がありますので、水質を再度見直した方が良いでしょう。
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たまに空気が入ったフンが水面を漂っていることを見ることもあります。これも同じように水質悪化による弊害の可能性もありますので、水質を再度確認してください。
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まとめ フンの状態で金魚の体調がわかる
人間でもうんちの状態から体調を確認することができるように、金魚も糞から体調を確認することができます。
泳ぎ方や体の状態の確認と合わせて、金魚の糞の状態も確認すると良いでしょう。
白や透明、空気が混ざった状態のうんちが出ている時は、体調の調子が下がりはじめているサインです。
特に金魚の体調に影響するのが、水槽の水質です。水質の状態を確認して、水質向上に換水するなどの処置を施した方が良いでしょう。
コメント
金魚の糞の長さには、水中の微生物の活動の良し悪しが密接に関わっているような気がします。
うちは濾過器を使っていないので、糞は濾過器に吸い込まれず、飼育容器の中で分解されることになるのですが、ある程度の長さがある糞が残っている時というのは、どうも微生物たちの活動が低調な時のようなんですよね。
なんらかの事情で消毒して微生物激減の時とか、急に暑くなった時とか、寒くなった時とか。
今まででいちばん長いのを見たのは、イカリムシ発生で鉢も砂利も熱湯消毒した後でした。
急な水温変化は魚もダメージを受けるので、微生物のダメージと両方が同時に起きているのかもしれませんね。
居眠り猫 様
お久しぶりです。
水槽の微生物の状況によるんですね。
確かに水質の影響は魚だけでなく、微生物にも影響があるということですね。
貴重な体験に基づく分析結果ありがとうございました。